手術は約20分ぐらいで、静脈注射による麻酔で用います。したがって、痛みを感じるとか、苦しいなどの症状はありません。
当院では、朝、食事せずに来院していただき、術後、麻酔が覚醒したら、その日のうちに帰宅していただきます。
初診で診察をした当日の手術はできません。
術前に一度きていただいて、術前検査を行い手術日を決めて、その際、手術同意書をお渡ししますので、手術当日もってきてください。最低で、2回の受診が必要です。
人工中絶手術は、パートナーと患者さんのお二人の同意のもとに成立いたします(未成年者の患者さんは保護者と同行頂き説明が必要なります)。お二人でよくご相談の上、中絶手術のご予約をなさってください。
手術前に十分なご説明をさせていただきます。不安や疑問を解消した上で手術をお受けください。当院では十分なインフォームド・コンセントを徹底しております。電話によるご説明は十分なインフォームド・コンセントではございませんので当院では実施しておりません。
手術は全身麻酔で行う為、中絶手術開始の6~7時間以上前から絶飲絶食して頂く必要がございます。※安全な手術の為、手術前の注意事項は必ずお守りください。※絶飲絶食では水やガム・フリスク(清涼菓子)・飴・常備薬・喫煙等、全てご飲食頂くことは出来ません。
当院では当日の朝にラミセルという子宮の入り口をゆっくり安全に拡張する器具をいれる前処置をおこなっています。これにより子宮を拡張してスムーズな手術を行う事が出来ます。
問診 | アレルギーや特殊体質や甲状腺機能異常やぜんそく発作既往などについて問診いたします。 |
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血液検査 | 血液型RH(-)等の希少な血液の方、肝炎など感染症を疑われた場合は詳細な検査後に手術を実施致します。持病等がある方は事前に当医院にご連絡ください。 |
常用薬のご確認 | 安定剤、ステロイド剤、甲状腺剤やぜんそく等、常用薬がある場合は事前にお知らせください。中絶手術後、当院よりお薬をお出しすることがあります。薬の種類によっては常用薬と併用することが難しい場合がございます。安全の為に常用薬のある方はご持参くださいます様お願い致します。 |
手術は約20分ぐらいで、静脈注射による麻酔で用います。
全身麻酔同様、意識がないので、痛みを感じるとか、苦しいなどの症状は基本的にはありません。ただ、生理痛が極端に強い方や、子宮の形の屈曲の強い方などで、術後に生理痛のような痛みを感じる場合がありますが時間とともに軽快していきます。
また、術後数日間、子宮が収縮する際の痛みを感じることもありますが、子宮が収縮し止血する目的とともに、もとの大きさにもどる過程で起こることなので基本的に心配はありません。麻酔覚醒時に吐き気があることがありますが、時間とともに軽快します。
原則的に中絶手術の術中の付き添いは出来ませんのでご了承ください。
医師、看護師により充分な観察をおこなっていますので、ご安心ください。
術後の付き添いは可能ですので、希望される場合はご相談ください。
麻酔を使用するため、ご自身で運転して帰ることはご遠慮いただいております。
術後、1~2週間くらいは生理のような出血がみられますが、子宮の形や収縮のしかたには個人差がありますので、出血の期間については短いこともあれば長引くこともあります。
人工妊娠中絶手術が許される週数は法律で妊娠22週未満と決められています。
それ以降はどのような理由があれ、中絶することは禁止されています。
ただ、妊娠12週を超える場合の中絶は中期中絶とよばれ、通常の手術による方法ではなく、薬剤により陣痛をおこし、出産形式で中絶を行う方法が一般的です。その場合は、陣痛(子宮収縮)発現に個人差が生じるため、通常2~5泊ほど入院せざるを得ないことが多いです。
当院で人工妊娠中絶手術を日帰りで行える可能週数は、妊娠5週から12週未満までです。
妊娠12週以降は、いかなるクリニックでも法律で
埋葬をみずから行うためには、患者さん自身で許可なく胎児を勝手に運んだり、埋葬することはできません。必ず役所の許可書が必要となります(許可書がないと死体遺棄となります)。このため専門の埋葬業者さんに依頼するかたがほとんどのようです。詳しくは受付に相談ください。