40代の後半になると卵巣から出る女性ホルモン(エストロゲン)が減るため、生理もバラバラになり、やがて閉経します(平均50歳)。その閉経前後の時期を更年期といいます。
女性ホルモンが足りなくなって起こる症状がひどい状態を更年期障害といいます。
更年期障害らしい症状は、のぼせ・ほてり・発汗・動悸ですが、肩こり・疲労感を訴える方が最も 多いです。他には頭痛・不眠・不安・ゆううつ・めまい・関節痛・アリがはう感じなどです。
また女性ホルモン低下状態が続くと、膣炎・性交痛・尿失禁がおき、動脈硬化・骨粗鬆症・認知症 も増えるといわれています。
更年期症状には個人差があります。一般的に症状は4~5年で軽快することが多いため昔から 病気じゃないから、我慢してればそのうちよくなる」とされていましたが、 つらい症状であったり日常生活に支障がでるくらいなら治療はした方がよいでしょう。
症状に応じて漢方薬・自律神経調節剤・精神安定剤などで治療しますが、 女性ホルモンが足りなくなっておこる症状なので、特にのぼせ、ほてり、発汗の症状が強いかたは ホルモン補充療法になります。
ホルモン補充の薬にも、しっかりした薬からマイルドなものまであります。
またホルモン剤を希望
されない方、効果がもうあと少しの場合プラセンタ注射もよいでしょう。
プラセンタ(1A) | 1,000円(税別) |
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保険の場合 | (初診)1A 970円 (再診)1A 500円 |
その症状にあった他の病気がないかも大切で、めまいが耳の病気であったり、動悸が心臓の病気であったりすることがあります。また本人が気付かなくても、性格や家庭・職場などの生活環境も発症原因となりますので心理カウンセリングが必要であることがあります。